大日本塗料株式会社は、関西ペイントと日本ペイントに次いで、国内第3位のシェアがある塗料メーカーで、大阪府に本社があります。
1929年に前身の鉛粉塗料株式会社が設立されて、1936年に大日本塗料株式会社へ改称しています。
建材用塗料の塗料から家庭用の塗料まで幅広いラインナップがあり、重防食塗装の塗料開発と製造販売では、国内のトップシェアを誇ります。
防食とは、金属の腐食を防ぐことで、その中でも、20年以上の耐久性能があるものを重防食と呼びます。
重防食塗装は、重防食の性能を持った塗料を用いた塗装で、塗膜が厚い特徴があります。
鉄塔や高速道路、ビルなどの巨大な建築物は、短期間のサイクルで塗り替えることが難しいため、重防食塗装を用いて、長い期間に渡って雨風などから建築物を守ります。
大日本塗料の塗料は、東京スカイツリー、あべのハルカス、東京駅、虎ノ門ヒルズ、新幹線車両などを施工した実績があり、東京ゲートブリッジなどの海上の橋梁や寒冷地などの厳しい環境でも、20年以上の耐久性があります。
サビが発生している場合は、ケレンでサビを完全に削り取って塗装を行わなければ、サビが広がって施工不良が発生します。
素地調整剤のサビシャットは、サビの上から塗っても防食効果を発揮し、サビの広がりを抑制します。そのため、サビによる施工不良が起こりません。
表面の脆弱なサビは落とす必要がありますが、大掛かりなケレンが不要なので、狭い箇所や火花を起こせない化学工場、劣化が激しく完全にサビを落とすことができない場合などの施工に適しています。
塗料名 | グレード | 耐久年数 |
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Vフロン | フッ素 | 20年 |
エコクールスマイルSi | シリコン | 10年 |