クリヤー塗料の特徴と価格

塗装を行うと、サイディングの模様やデザインが消えると心配される方が多いのではないでしょうか。

クリヤー塗料は、透明な塗料なので、塗装を行っても模様やデザインを残すことができます。但し、塗装が出来ない場合があるので、注意が必要です。 このページでは、クリヤー塗料のメリットや施工が出来ない状況、価格について紹介しています。

クリヤー塗料とは


クリヤー塗料は、顔料が含まれていない透明な塗料なので、塗装面が透けて見える特徴があります。


クリヤー塗料のメリット

外壁のデザインを残せる


通常の塗料は、色が付いているので塗り潰しになりますが、クリヤー塗料は、無色透明で塗装面が透けて見えるので、外壁材の模様やデザインを活かして塗装を行うことができます。

そのため、タイル調やレンガ調など、模様やデザインがあるサイディングで用いられること多いです。


外壁の保護ができる


顔料が含まれていない透明な塗料ですが、塗装面を保護する役目の樹脂は含まれています。そのため、通常の塗料と同様に耐候性があります。


艶を出すことがきる


クリヤー塗料にも艶の有無があり、艶ありから艶消しまで選ぶことができます。艶ありは、明るく光沢があり新築のような輝きがあり、艶消しは、光沢を抑えた落ち着いた仕上がりになります。


チョーキングが発生しない


チョーキングは、塗料に含まれる顔料が紫外線によって劣化することで発生します。クリヤー塗料は、顔料が含まれていないので、チョーキングが発生しましせん。


クリヤー塗料で施工できない場合がある

劣化が激しい場合はクリヤー塗装はできない


クリヤー塗料は透明なので、傷や汚れがそのまま見える仕上がりになります。そのため、塗装面の劣化が激しい場合は施工ができません。

また、塗装面に白い粉がつくチョーキングがおこっている場合は、クリヤー塗料を施工すると塗膜が白濁するため、施工ができません。

クリヤー塗装を行える目安は、新築から10年程度までです。それ以上経過している場合は、外壁の劣化状態によって施工が難しい場合があるので、新築から7~8年程度でお見積もりをとることをオススメします。


クリヤー塗料の施工が難しいサイディングがある


フッ素や光触媒、無機塗料で塗装しているサイディングは、クリヤー塗料の塗装が難しい場合があります。これらの塗料は、特殊なコーディングがされているため、クリヤー塗料が密着しない可能性があるためです。

但し、塗膜の劣化状況や専用の下塗り材を使用することで、施工ができる可能性があります。


クリヤー塗料の施工方法

クリヤー塗装は2回塗り


塗装は3回塗りが主流ですが、クリヤー塗装は下塗りが不要なので、2回塗りになります。

下塗り材は色が付いてるため、クリヤー塗装は下塗りを施さなくても、外壁に密着するように設計されています。


コーキング部分の塗装


コーキングの上にクリヤー塗料を施すと、塗膜の汚れや剥離が発生するため、コーキングの上には施工できません。


クリヤー塗料の価格

UVプロテクトクリヤー(日本ペイント)

UVプロテクトクリヤーは、シリコン系のクリヤー塗料です。耐久年数は8年~12年程度で、施工単価は、2,000円~2,400円前後になります。

同シリーズのフッ素塗料で、UVプロテクト4Fクリヤーも販売されています。耐久年数は10年~15年程度で、施工単価は、3,200円~3,800円前後になります。

まとめ

サイディングの模様や柄があって、そのまま残したい場合はクリヤー塗料がオススメです。

但し、外壁が劣化が進んでいる場合は、施工ができないので、早めに塗装を検討する必要があります。

通常は、新築から10年程度が塗り替え時期ですが、クリヤー塗料で検討している場合は、新築から7~8年程度でお見積もりをとりましょう。

女性スタッフお気軽に
ご相談ください!

塗装の基礎知識

各作業内容

価格や相場

塗料の選びに役立つ知識

塗料グレード

   

見積書チェックポイント

業者選び

劣化現象

外壁材

屋根材

   

雨漏りについて

   

部位ごとの施工金額

施工事例

会社概要

▼

お問い合わせ

       

外壁・屋根塗装のことなら、何でもお気軽にご相談ください!
※当サイトへ参加希望の会社様はメールでのみ受付しております。

お電話 メールフォーム
スタッフ