ウレタン塗料の特徴と単価

ウレタン塗料は、15年以上前に主流だった塗料です。施工料金が抑えられるため、色を頻繁に変えたい場合などには有効ですが、費用対効果が悪いため、現在の外壁塗装で採用されることは、ほとんどありません。

このページでは、ウレタン塗料の特徴、ウレタン防水との違い、施工単価、代表的な塗料について紹介しています。

ウレタン塗料はどんな塗料なのか?


ウレタン塗料は、ウレタン樹脂を主成分としており、現在主流のシリコン塗料より1つ下のグレードの塗料です。


1液と2液がある


1液は、硬化剤が含まれているので、そのまま塗れる状態の塗料です。2液は、硬化剤を混ぜて使用する塗料で、1液よりも価格と耐久性が高い傾向があります。


水性と油性がある


水性は、水で希釈している塗料で、油性は、溶剤で希釈している塗料です。油性の方が、耐久性が優れていますが、価格が高く、臭いがあるといったデメリットがあります。


硬化剤の種類で機能を付随できる


硬化剤の種類によって、低汚染機能や弾性機能を付随させることができます。


現在は使われていない


15年以上前は主流の塗料でしたが、現在は、シリコン塗料やラジカル塗料の方が、耐久年数が長く費用対効果が高いため、戸建ての外壁塗装でウレタン塗料が使われることはほとんどありません。


ウレタン塗料の特徴

安価で耐久性が低い


ウレタン塗料は、シリコン塗料よりも少し安価ですが、耐久性が低いです。シリコン塗料の耐久年数が10~15年程度なのに対して、ウレタン塗料の耐久年数は8~10年程度です。

そのため、シリコン塗料以上のグレードで施工を行った方が、長期的にみると経済的です。

但し、アパートなどで色を頻繁に変えたい場合や、取り壊しが決まっている戸建てなどは、施工料金を抑えることができるので、ウレタン塗料が有効です。


ツヤがあり高級感がある


ツヤありとツヤ消しがあり、ツヤありはキレイな光沢を形成することができます。そのため、高級家具やフローリングなどでよく使用されています。

但し、光沢保持率が低く、シリコン塗料の8割程度しかありません。そのため、経年劣化によって光沢が減少するスピードが早いです。


収縮性に優れている


弾性の塗料で柔らかく収縮性があるため、下地の動きに追随します。そのため、クラックやヒビ割れに強い特徴があります。但し、シリコン塗料などでも弾性タイプの塗料があります。


汚れやすい


収縮性があるため、汚れが付着しやすい特徴があります。特に、ツヤ消しは汚れが目立ちやすいです。


変色しやすい


紫外線に弱く、経年劣化で黄色く変色しやすい特徴があります。但し、近年は変色に強い塗料が開発されています。


ウレタン塗料とウレタン防水は違う種類


ウレタン防水は、ベランダや屋上の床に用いられる防水工事の種類で、外壁塗装のウレタン塗料とは全く別の施工になります。


ウレタン塗料の施工単価(m2)はいくらくらいか?


ウレタン塗料の1平米当たりの単価は、1,500~2,000円前後です。


代表的なウレタン塗料

塗料1

ファインウレタンU100:日本ペイント:1,800~2,000円

塗料2

クリーンマイルドウレタン:エスケー化研:1,500~2,000円

塗料3

セラMレタン:関西ペイント:1,500~2,000円

まとめ

ウレタン塗料は、シリコン塗料に比べて価格が安いですが、耐久性が低いため、現在の戸建ての外壁塗装で採用されることは、ほとんどありません。そのため、ウレタン塗料で施工の提案があった場合は、注意が必要です。

但し、ウレタン防水は、ベランダや屋上防水によく採用される工法で、外壁塗装のウレタン塗装とは種類が違います。

女性スタッフお気軽に
ご相談ください!

塗装の基礎知識

各作業内容

価格や相場

塗料の選びに役立つ知識

塗料グレード

   

見積書チェックポイント

業者選び

劣化現象

外壁材

屋根材

   

雨漏りについて

   

部位ごとの施工金額

施工事例

会社概要

▼

お問い合わせ

       

外壁・屋根塗装のことなら、何でもお気軽にご相談ください!
※当サイトへ参加希望の会社様はメールでのみ受付しております。

お電話 メールフォーム
スタッフ