ナノコンポジットは、ナノテクノロジーを駆使しており、日本三大技術賞である井上春成賞を受賞している、優れた機能性塗料です。
このページでは、ナノコンポジットの特徴、種類、単価と耐久年数について紹介しています。
ナノコンポジットは、水谷ペイントから販売されいている塗料のシリーズで、「ナノコンポジットW」「ナノコンポジットW防藻+」「ナノコンポジットF」の3種類があります。
通常の塗料は、エマルション樹脂を使用していますが、ナノコンポジットは、ナノコンポジットエマルション樹脂を使用しています。
ナノコンポジットエマルション樹脂は、ナノテクノロジーによって、非常に小さくなっており、無機質のような特徴をもっています。
樹脂が小さくなることで、廃棄の際に出るCO2の削減と石油資源の節約にもなっています。
平成19年度に科学技術の発展に貢献した業績を評価され、日本三大技術賞である科学技術振興機構の井上春成賞を受賞しています。
セルフクリーニング機能は、水に馴染む親水性によって、雨によって外壁の汚れを流す機能です。
親水性は、塗膜にツヤが無ければ付随することのできない性質でしたが、ナノコンポジットは、1~2分程度のツヤ無しに近い状態で親水性を実現しています。
これにより、ツヤ無しに近い正体でも、長期間に渡って塗装面をキレイに保つことが出来ます。
塗膜は紫外線によって経年劣化が進み、色あせやツヤの減少が発生します。ナノコンポジットは、紫外線による劣化に強いため、長期間に渡って塗膜の変色を防ぐことが出来ます。
防カビ・防藻性に優れているので、カビと藻が生えづらい塗膜を形成することができます。
シックハウスの原因となるホルムアルデヒドの飛散が少なく、国土交通大臣認定の最も少ない放散数である「F☆☆☆☆」の認定を受けています。
火に強く燃えにくい性質があるため、万が一、火災が発生しても延焼を防ぐことが出来ます。
ナノコンポジットは、濃い赤や濃い青など、彩度が高い色を調色することができません。
ナノコンポジットは、「ナノコンポジットW」「ナノコンポジットW防藻+」「ナノコンポジットF」の3種類があります。
ナノコンポジットWは、アクリル樹脂とシリコン樹脂から構成されており、ナノコンポジットW防藻+は、ナノコンポジットWの防藻機能を強化した塗料です。ナノコンポジットトFは、フッ素樹脂から構成されています。
塗料名 | グレード | 耐久年数 | 単価(m2) |
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ナノコンポジットW | シリコン | 10~15年 | 2,400~2,700円 |
ナノコンポジットW防藻+ | シリコン | 12~15年 | 2,600~2,900円 |
ナノコンポジッF | フッ素 | 15年 | 3,200~3,800円 |
ナノコンポジットは、ナノテクノロジーを利用した塗料で、「ナノコンポジットW」「ナノコンポジットW防藻+」「ナノコンポジットF」の3種類が発売されています。
セルフクリーニング機能や防カビ・防藻性、紫外線に強いといった特徴があります。また、ホルムアルデヒドの放散や廃棄の際のCO2の発生が少なく、少ない石油資源で生産できるため、人や地球環境にやさしい塗料です。