モルタル外壁の特徴と塗装料金

現在の外壁材は、サイディングが主流ですが、ひと昔前までは、モルタルが主流でした。

機能や一定な品質など、サイデイングに劣る部分がありますが、デザインの自由度や仕上げ方法など、サイディングには無い特徴があります。

このページでは、モルタルの特徴、メリットデメリット、仕上げ方法や劣化症状、補修方法にについて紹介しています。

モルタルの特徴

モルタルは、セメントに砂と水を混ぜて練った建材です。1960年~1980年代まで外壁材として主流でしたが、現在の外壁材としてのシェアは1割以下で、サイディングがシェアの8割以上を占めています。

サイディングが主流となった要因は、施工が簡単で工期が短い、工場生産なので品質が安定しているといった点があげられます。

モルタルとコンクリートの違い

コンクリートは、モルタルの原料に砂利や砕石が配合された建材です。

モルタル外壁のメリット

継ぎ目がない

サイディングは、パネル状の外壁材を張り合わせて施工を行うので、継ぎ目が生じます。継ぎ目は、コーキングで隙間を埋めますが、経年劣化で隙間が生じて内部に水が浸入する可能性があります。

モルタルは、継ぎ目がないので、隙間が生じて内部に水が入ることがなく、デザインの自由度が高い特徴があります。

豊富な仕上げ方法

モルタルは、リシンやスタッコなど仕上げ方法が代表的ですが、職人の技術によって、他にも様々なデザイン仕上げることが可能です。

不燃性

モルタルの原料はすべて不燃性で燃えない特徴があります。万が一、火災があっても有毒ガスが発生しないメリットがあります。

モルタル外壁のデメリット

ヒビ割れしやすい

モルタルは、経年劣化や地震などが原因でヒビ割れが起こりやすいです。ヒビ割れは、大きくなると内部に雨水が浸入する可能性があるので注意が必要です。

汚れやすい

モルタルは、埃やチリが付着すると目立つ特徴があります。また、開口部の周りに雨だれが発生しやすいです。

モルタル外壁の施工方法

モルタル外壁は、下地にモルタルを塗って作ります。

下地は、透湿防水シートにラス下地板、防水紙、ラスという順番で重ねて作っていきます。ラスとは、金属製の網で、モルタルを塗った際に落ちないようにする役割があります。

下地が出来たら、モルタルを塗って外壁を形成して仕上げます。

モルタル外壁の仕上げ方法

モルタルは、セメントを主成分にした外壁材で、コテなどで形成します。

仕上げの段階で、模様を付ける工法を「模様仕上げ」と呼びます。手作業で仕上げるため、様々な模様のを付けることができますが、職人の技術力に仕上がりのクオリティが左右されます。

また、模様仕上げによって、施工の手間や塗料の量が異なるため、施工単価が変わります。仕上げ方法は骨材を吹き付ける工法と、塗装で仕上げる工法の2種類に分けられます。

リシン

骨材を吹き付ける工法で、70年~80年代に最も良く用いられました。安価に施工できるため、現在でも新築の外壁で採用されることが多いですが、耐久性が低いため、クラックが入りやすい特徴があります。

砂利や砂を混ぜて吹き付けるので、表面がザラザラした砂状の仕上がりでツヤ無しです。

1平米当たりの施工単価は、1,800円程度が相場です。

スタッコ

骨材を吹き付ける工法で、リシン仕上げを厚塗りにした工法です。5~10mm程度の厚さがあるので、より立体的で高級感や重厚感がある仕上がりになります。

スタッコ仕上げの中でも、吹き付けてそのまま仕上げる工法を「スタッコ吹き放し仕上げ」、吹き付けた後にローラーなどで平らに仕上げる工法を、「スタッコ凸部処理仕上げ」と呼びます。

1平米当たりの施工単価は、2,000円程度が相場です。

吹き付けタイル

塗装で仕上げる工法で、で、「玉吹き」や「ボンタイル」とも呼ばれます。ベースとなる素地を吹き付けた後に、下塗り材を玉状にして吹き付けて凸凹を形成し、塗装で仕上げます。

凸凹を形成する際に、模様の間隔を詰めたり、大きさを変えることができます。塗料はツヤありが主流で、弾性タイプもあるため、ヒビ割れを起こりづらくすることができます。

1平米当たりの施工単価は、2,000円程度が相場です。

タイル吹き押さえ

吹き付けタイルの模様を潰して形成する工法です。

ベースとなる素地と下塗り材を玉状にして吹き付けて凸凹を形成した後に、ローラーで模様を潰してから塗装で仕上げます。

1平米当たりの施工単価は、2,200円程度が相場です。

マスチックローラー仕上げ

塗装で仕上げる工法で、手塗りで施工します。

マスチックローラーは、気泡が多く塗料を大量に含むことができます。そのため、粘土の高い下塗り材を含ませて塗ることで、下地に厚く付着して凸凹を形成することができます。

1平米当たりの施工単価は、2,300円程度が相場です。

左官仕上げ

左官仕上げは、コテを使用して仕上げる工法です。アイカ工業の「ジョリパット」やエスケー化研の「ベルアート」などが代表的な材料です。

コテを使って手作業で仕上げるので、職人の技術力が重要です。

モルタル外壁の劣化症状

チョーキング

チョーキングは、紫外線などに晒されることで、樹脂が劣化して粉状になる症状です。防水性が低下している状態なので、メンテナンスを行う目安になります。

ヒビ割れ

ヒビ割れは、幅と深さによって、ヘアークラックと構造クラックに分かれます。

ヘアークラックは、幅0.3ミリ、深さ4ミリ以下のクラックで、雨水が内部に浸入する可能性は少ないので、早急な補修は必要ありません。

構造クラックは、幅0.3ミリ、深さ4ミリ以上のクラックで、雨水が内部に浸入する可能性があります。雨水が侵入すると、内部の腐食や錆が発生して、補修費用が高額になるため、早めの補修が必要です。

カビやコケ

カビやコケは、美観を損なうだけではなく、モルタルの劣化を早めます。

浮きと剥がれ

モルタルが経年劣化によって、下地から浮いたり剥がれるといった症状がでます。これらの症状がある場合は、防水機能が損なわれている状態なので、外壁内部に雨水が浸入します。

そのため、早急な修繕が必要です。

モルタル外壁の補修方法

モルタル外壁の補修は、塗装工事と張り替えの2種類があります。

塗装工事

塗装工事は、ヒビ割れや浮き、剥がれなどを補修した後に塗装を行います。使用する塗料の種類によって費用が変わりますが、一般的な30坪の戸建ての場合、70~90万円程度が相場です。

張り替え工事

既存のモルタルを撤去して、新たに下地から作る方法です。新たに下地から作るので、耐久性を向上させることが可能ですが、廃材処理や工程が多いので、塗装工事より高額になります。

一般的な30坪の戸建ての場合、150~200万円程度が相場です。

まとめ

モルタルは、仕上げ方法が豊富でデザインの自由度が高く、不燃性といったメリットがあります。但し、ヒビ割れが発生しやすく、汚れが目立つといったデメリットがあります。

特に、構造クラックや浮き、剥がれが発生している場合は、内部に水が浸入して腐食や錆が発生する可能性があるので、早急な修繕が必要です。

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